作成されたクラウドフロー数をカウントする

Power Automate
作成されたクラウドフロー数をカウントする

Power Platformの管理をしていると一体どのくらいのフローが存在するのかを確認したくなることがあるように思います。
理由のひとつとして、Power Platformの推進状況を把握したいということがあげられるのではないでしょうか。組織内でどのくらい活用されているのかを作成されているフロー数だけで語ることはできませんが、一つの指標として取得したい値ではないでしょうか。

注意:全フローを確認できるPower Platform 管理者で確認した手順です。

Power Platform管理センターの「分析」で確認する

Power Platform管理センターで[分析]-[Power Automate]をクリックし、[概要]-[在庫]タブを確認します。フロー数が確認できます。

ただし、「Last used」のフィルターの期間でしか取得できません。
「1) Less than 30 Days」を選択しておくとよいでしょう。

ちなみに、Power BIのレポートで表示されており、データのエクスポートも可能です。

注意:Power Platform管理センターで[分析]-[Power Automate]で表示されるPower Automate 使用量レポートは、リアルタイムな情報ではなく、最大12時間のタイムラグがある場合があります。

[引用] Power Automate のテナント レベルの分析 – Power Platform | Microsoft Learn

Center of Excellence (CoE) スターター キットで確認する

CoE スターターキットを導入している場合は、「Power Platform Admin View」アプリで確認することもできます。
[参考] CoE Power BI ダッシュボードでの監視 – Power Platform | Microsoft Learn

<Overview Dashboard>

<FLows>

フローの情報テーブルのレコード数が表示されていて、フロー数と判断できます。

また、CoEスターターキットを利用する場合は、Copilotも搭載されているのでデータについて質問をすることで回答を得ることができるようです。

以下はCopilot部分です。(赤枠部分は翻訳しました。)

実際にCopilotにクラウドフローの数を聞いてみました。
(テーブルのレコード数と若干違うのが気になりますが、聞き方が悪いのでしょう。。。)

注意:Power Platform管理センターで[分析]-[Power Automate]で表示されるPower Automate 使用量レポートと同様のデータを参照していると考えられるため、リアルタイムな情報ではなく、最大12時間のタイムラグがある可能性があります。

Power Automate(クラウドフロー)で確認する

「Power Automate 管理」コネクタを使うとフローの情報が取得できます。
[参考] Power Automate Management – Connectors | Microsoft Learn

「管理者としてフローの一覧を取得する(V2)」アクションを使います。
「length」関数に出力結果を渡せば、フローの数が取得できます。

「管理者としてフローの一覧を取得する(V2)」アクションは「環境名」を指定するため、テナント全体のフロー数を取得しようとすると、環境ごとに取得しなければいけないのが難点です。

「自分の環境の一覧表示」アクションがあるので、コレを利用すると取得した「環境名」をひとつひとつ「管理者としてフローの一覧を取得する(V2)」アクションに設定する設定することでテナント内のフロー数を取得することができます。

注意:環境数や環境内のフロー数が多い場合は、Power Platform要求数の制限に注意が必要となります。

補足

ご自身のフロー数をカウントしたい場合は、以下のアクションを利用する必要があります。

まとめ

どの方法で取得するかは、組織での取得におけるセキュリティルールや運用方法によるものが関係すると思いますので、それぞれのメリット、デメリットを考え、より適切な方法を検討する必要が重要です。
Power Platformの管理における何かのご参考になりましたら幸いです。

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